Model V
Ver. Long Range
接続距離
~km
~1,141km
映像遅延
ms
338ms
コマンド遅延
ms
115ms
Ver. Short Range
接続距離
~km
~100km
映像遅延
ms
261ms
コマンド遅延
ms
87ms
映像及びコマンド遅延はそれぞれ30回/測定の平均値です
Model V納品時に含まれるもの
ハードウェア
- エッジコンピュータ
- 2つのジョイスティック用アタッチメント
- 2本のペダル操作用アタッチメント
- エッジコンピュータ保護用カバー
- ON/OFF対応パトランプ
- 遠隔操作用キルスイッチ
ソフトウェア
- 遠隔操作組込プログラム
操作サイド
- 遠隔操作用ユーザーインターフェース
ユーザーインターフェース
遠隔操作時における、ユーザー側のインターフェースについて。
スマホ×専用コントローラ
スマートフォンに専用のコントローラを装着。携帯性の良さそのままに、いつでもどこでも遠隔操作が可能です。
タブレット×汎用コントローラ
タブレットに汎用コントローラを装着。汎用コントローラは、無線と有線の2つのタイプがございます。
ノートPC×ジョイスティックコントローラ
ノートPCに建機の操縦席タイプのジョイスティックコントローラを装着。現場に慣れ親しんだ人にはコチラ。
上記は一例です。ジョイスティックコントローラをスマホやタブレットに取り付けたり、スマホやタブレットはタッチで操作出来たり。
操作者に合わせたインターフェースの組み合わせが可能となっております。
設計者のこだわり
ARAVの遠隔操作は、最新の建機モデルはもちろん10年~20年以上前に製造されたレガシーな建機にも後付けで装着が可能。遠隔操作機器は容易に取付・取外しができ、装着したまま人が搭乗して操作もできます。
設計者:清上
特許について
- 特願2021-095391
- 特願2021-037247
安全のためのデザイン
-
薄くとも高剛性を実現
持ち運びを容易にするため、なるべく薄い素材を利用。且つ剛性を保つため先端に曲げ加工を施し、高剛性構造に。
-
アクチュエータの可動域を制限
アクチュエータを外すことなく、人が搭乗して操作できるように機構を構成。
-
微細な振動も吸収
操作時、エッジコンピュータを搭載したボックスへの建機の振動をダンパーが吸収、物理的なリスクを軽減します。
-
足元にも配慮を
エッジコンピュータと各種パーツを繋ぐケーブル類は、乗り降りする乗降口側ではなく、反対側へ。ボックス内部のレイアウトにも気を配りました。
現場の人のための利便性
-
簡単30秒で取付・調整まで
スティックレバーへのパーツの取付に必要な時間は約30秒、手順はクランプとネジ調整のみ。
-
可動域もその場で調整
フットペダルを遠隔操作するためのパーツは長さ・角度共に調整可能、操縦席を前後させてもその場で対応できます。
-
建機メーカーや型番問わず装着可能
スティックレバー用のアタッチメントは、建機のメーカー・型番問わず装着を可能にするため、アジャスタパッド等で自在に取付。
-
遊び心と機能美
軽量化のために肉抜きを。剛性とデザイン性を保つため、穴の形は六角形に。
プロダクト・デザイン
安全性と機能美を追及し、プロダクト・デザインにもこだわりました。足をひっかけて転ばないように、ふとした衝撃にも耐えられるように。持ち運ぶときに少しでも軽く、かつ持ちやすいように。一見シンプルに見える中にも、合理的なアイディアを複数取り入れています。
※画像は制作途中のものにつき、実際の仕様とは異なる場合がございます。
実装可能建機例
遠隔操作を実装可能な、各メーカー様及び建設機械の型番・製品名リストです。左記リストに記載していない建機の遠隔操作も受け付けております。
油圧ショベル
コマツ
- PC78USi(ICT)
- PC128USi(ICT)
- PC200i(ICT)
- PC300i(ICT)
- PC78US-10後方超小旋回型
- PC78US-11後方超小旋回型
- PC128US-11後方超小旋回型
- PC138US-11後方超小旋回型
- PC228US(LC)-11後方超小旋回型
- PC78UU-10超小旋回型
- PC138UU-11超小旋回型
- PC120-11
- PC130-11
- PC170LC-10
- PC200(LC)-11
- PC210(LC)-11
- PC220(LC)-11
- PC230(LC)-11
- PC300(LC)-11
- PC350(LC)-11
- PC400(LC)-11
- PC450(LC)-11
- PC490(LC)-11
- PC600-11
- PC650-11
- PC700LC-11
- PC1250-8
- PC2000-8
- HB205(LC)-3ハイブリッド
- HB215(LC)-3ハイブリッド
- HB335(LC)-3ハイブリッド
- HB365(LC)-3ハイブリッド
- PC58UU-6超小旋回型(ミニショベル)
日立建機
- ZX75US-5B
- ZX75UR-5B
- ZX120-6
- ZH120-6
- ZX135US-6
- ZX135USX-6
- ZX160LC-6
- ZH200-6
- ZX200-6
- ZX200X-6
- ZX225USR-6
- ZX225US-6
- ZX240-6
- ZX300-6
- ZX330-6
住友建機
- SH75X-7
- SH75XU-7
- SH120-7
- SH125X-7
- SH125XU-7
- SH135X-7
- SH200-7
- SH200HB-7
- SH220HBL-7
- SH235X-7
- SH250-7
- SH330-7
- SH330LC-7
- SH350HD-7
- SH470HD-7
- SH480LHD-7
- SH500LHD-7
- SH700LHD-7
- SH800LHD-5
キャタピラー
- 308 CR
- 308 SR
- 314F パワーオフセットブーム
- 308CR 2ピースブーム解体仕様
- 308CR 解体仕様
- 311F L
- 313
- 313GC
- 315GC
- 315
- 316F L
- 311FL 解体仕様
- 312F 解体仕様
- 312F 林業仕様
- 314F トンネル仕様車
- 315FL 解体仕様
- 315F 林業仕様
- 315 デラックス解体仕様
- 316F 林業仕様
- 320GC
- 320
- 323
- 325
- 326
- 320 ヘビーデューティー仕様
- 323 ヘビーデューティー仕様
- 325FL 解体仕様
- 325FL トンネル仕様車
- 330GC
- 330
- 336GC
- 336
- 349
- 352
- 374FL
- 390FL
コベルコ
- SK130UR
- アセラ・ジオスペックSK80UR
- SK125SR
- SK130SR+
- SK135SR
- SK225SR
- SK235SR
- SK75SR
- SK80SR+
- SK125SR
- SK130SR+
- SK135SR
- SK200[SK210LC]
- SK250[SK260LC]
- SK330[SK350LC]
- SK470[SK500LC]
- アセラ・ジオスペックSK850LC
- ハイブリッドSK200H[SK210HLC]
キャリアダンプ
諸岡
- MST-800VD
- MST-1000VDR
- MST-1500VD
- MST-1500VDR
- MST-2200VD
- MST-2200VDR
加藤製作所
- IC55
- IC75-2
- IC75L
- IC120-2
- IC70
- IC70-2
- IC75
- IC100
- IC100-2
※上記は一例です。
カスタム仕様
標準仕様とは別に、カスタム仕様による開発も可能です。カスタム仕様にすることで、コマンド遅延の高速化を実現出来ます。
コマンド遅延
Ver. Long Range | Ver. Short Range | |
---|---|---|
カスタム仕様 | 115ms | 87ms |
標準仕様 | 308ms | 284ms |
数値は30回/測定の平均値です。
お問い合わせ~納品まで
遠隔操作の実装にご興味がおありでしたら、まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。
お問い合わせ
お電話もしくはお問い合わせフォームより、お気軽にお問い合わせください。
070-4809-0195オンラインヒアリング
Microsoft Teams、Zoom、GoogleMeet等、お客様のご希望のツールにて対応致します。お客様のご要望等をご相談くださいませ。
建機の測定・お見積
現場へ往訪し、遠隔化されたい建設機械を計測します。その後ご提案とお見積を共有致します。
ご契約・ご入金
ご契約をいただきます。着手金として費用総額の2割を、ご契約翌月末までにお振込をお願い致します。
要件定義
提案内容を元に要件定義を行います。新たな課題が発見されるケースもあり、その課題も解決するのかご相談を交えて案件を進めて参ります。
研究・開発
要件定義を元に、お客様の課題解決に向けた遠隔操作パッケージの研究・開発を行って参ります。
実証実験・納品
お客様の現場にて実装し、実証実験を行います。調整・テストが完了次第、納品となります。実装~実証実験に必要な期間は、数日~数週間と場合により様々です。
アフターサポート
2年間のサポートが無料となる安心パックをご用意しております。安心パック非加入のお客様につきましては、納品後半年以上を経過してのサポートは都度見積りとなります。
よくあるご質問
遠隔操作について、よく寄せられるご質問とその応答を記載します。
- 遠隔化に伴う緊急停止措置は可能ですか?
- 可能です。方法としましては、緊急停止装置を持たせた管理者を建機近くに配置し、安全要員の目の届く範囲内で別人が遠隔から重機を操作し、 必要に応じて安全要員が緊急停止ボタンを操作する、というのが実例も含めた回答となります。
- 周囲に人がいないことが条件となりますか?
- 周囲に人がいない、というのが必須とは言えないまでも、安全面で考えると望ましくはあるというのが弊社の見解です。 遠隔操作に観点をおいた場合、重機に乗り込んで直接操作するケースと比べ、やはり操作時の視界は悪くなるからです。
- ダンプ等の接触の可能性はどの程度ありますか?どういう時に起きると考えられますか?
- カメラの映像のみで判断することになるので、例えば重機が壁に近付いたからといって自動的に止まる機能はありません。 そうしたことを踏まえると、人が乗り込んで操作している状態と同様、何かにぶつかるといったことは起り得ます。
- バケット投入時の安全確認方法(対ダンプ、他設備)はカメラ映像頼みとなりますか?
- カメラ映像頼みとなります。 カメラ以外の機材を要望された場合、設備や重機、また条件によっては可能な場合もございます。
- 安全に重機を動かすための条件整理(運転開始、バック、右左折時の安全確認方法他)を教えてください
- 実例で挙げるとすれば「エンジンの始動は遠隔で行えるようにはしない→人力でないと始動できない」「緊急停止ボタンを必ず持たせる、あるいは近くに置いておく」となります。
- 通信条件はありますか?
- 携帯電話の電波が届く場所であれば基本的にはどこでも通信は可能です。重機側はNTTドコモ限定となり、3GもしくはLTE、帯域については上り10Mbps下り2Mbpsが必要となります。 オペレーター側の帯域は上記の逆で、上り2Mbps、下り10Mbpsが必要となります。
- 作業環境(蒸気、天候)・周辺粉塵等のカメラ(視野確保)の視認性について教えてください
- 前提条件として、窓ガラスがついていない重機には弊社製品は設置いたしません。運転席の内部(キャビンの中)にカメラを設置することとなるのですが、作業環境、例えば窓ガラスの曇りや粉じん等は現状、 解決対応外となります。 また、特殊な機能を搭載したカメラは使っておりません。
- 大雨・雷・台風時などの荒天時はどこまで許容(操業可能かの判断)出来ますか?
- 考えられるケースとして、大雨時に雨粒がカメラに大量に付着したり、あるいは台風時の強風で落ち葉や袋といったものがカメラに 付着した場合は人の手で除去するしかありません。尚、小雨であったり、台風もそこまで強くない場合であれば、そういった環境時にこそ遠隔操作は役立つと考えております。
- 設備故障ランプが点いた際やオイル漏れなどがあった際、気づくことが可能ですか?
- 希望に応じて、運転席内部を視認できるカメラを搭載することは可能です。そのカメラによって、社内のランプやメーターを確認する ことは可能かと思います。 オイル漏れについては、自機では気付けません。自機とは別の重機に搭載したカメラ、あるいは柱等に設置したカメラがある場合は、そうしたカメラで個別に捉えることは可能かと思います。
- 設備の異音(近くでないとわからない)や異常(パンクによる傾きなど)に気付けますか?
- 音は聞き取りにくいです。というのも、マイクを通すとどうしても音が聞き取りづらくなります。パンク等の異常についてはオイル漏れと同様ですが、経験上パンク等はカメラではなく現場の人の目と手でないと、 気付けないのではないかと推測します。
- 重機改造の法令規制(届出の有無)はありますか?
- ありません。 理由は、弊社の機器を設置する際、重機を分解することがないからです。また、これまで納品したものについても規制に触れたものはありません。
- 遠隔装置点検等の条件(日常点検、月次点検は有資格者)はありますか?
- 納品後に提出する項目を点検してほしいとアナウンスしております。資格は不要です。
- メーカーの保守点検事項に気を付けることはありますか?
- 点検や運転に必要な免許はありません。保守点検の際は、弊社の機器を取り外していただいた後、メーカーの保守点検をしていただくこととなります。
- 設備・人災事故の際の補償、検証、状況報告などはどうなりますか?
- 納品物をカバーしたPL保険に加入致します。補償や検証については、実例で言うと個別に相談と契約を結ばせていただいております。 ※運用上で何かことが発生した場合、例えば点検を怠ったり無茶な使い方をした場合は責任はとれない旨としております。
- 遠隔と実車運転はどのように切換え可能ですか?
- 重機の搭載する遠隔操作機器の電源をOFFにすることで、実車運転が可能となります。 また、このとき遠隔操作機器を降ろす必要はありません。搭載したままでシートに座れますし、諸々の操作も手動で出来るスペースが確保されます。
- 他メーカーとの違い、比較はなんですか?
- 他メーカー様は遠隔操作用のリモコンが市販されてはいますが、操作する人員の目の届く範囲内でしか動かせません。 弊社の遠隔操作については、重機に搭載したカメラの映像を操作側に送って操作が可能なので、極端な話1,000Km離れた場所でもインターネット さえあれば操作が可能です。 尚、インターネット経由で遠隔操作が可能な商品を購入できるのはメーカー様含め弊社製品のみです。
- カメラの視認性(異物混入時や出荷等の異物発見、バケット内部付着)はどの程度になりますか?
- ローカルであれば4K インターネットであればHD 上記解像度でそれぞれ映像を操作側に配信することが可能です。よって上記解像度で見れるもの=視認性となるのではないかと推測します。
- 通信ラグ(ダンプ投入時のタイミング)はどの程度ありますか?感覚的にどの程度遅れますか?
- 操作コマンド0.1秒、映像0.3秒程度となります。円滑なオンラインミーティング時のような感覚でしょうか。
- 重機レバーの感覚が伝わるものはありますか?
- 大学の研究室へのサンプル納品実績はございますが、法人向けで購入されたことはありません。 法人導入となった場合、コストが非常に高価となるので見送られることが大半です。
- クラクションは鳴らせますか?
- CANネットワークに対応していれば、別途コストは発生せず可能です。また、実例もあります。
- オペレーターは運転が楽になると思いますが、管理が大変になることはありますか?
- 遠隔操作の始動・終了の際、それぞれ10~20秒程度の準備時間は必要とはなります。
- オペレーターが感覚的にやっていることが、どこまで操作者に感じ取れますか?
- 正直に申し上げると、大前提として、操作はしづらくなります。感覚的な面で言っても、慣れるまでは大変です。実際の操作面で言うと、現場数十年のプロレベルの操作をする人にとっては、やはり物足りない面が出てくることは否めません。それでも導入される企業が存在するということは、必要であるということ、だという認識で弊社は取り組んでおります。毎回のように荷物の元まで徒歩で向かう必要がない、疲れない、なにより安全、ということがメリットでしょうか。